日本は、いわゆるバブル崩壊以降、失われた15年とも20年とも云われてきました。 しかし、未だに、そこから抜け出せない状況下にあります。デフレが延々と続き、景気は低迷状態から脱する事ができません。また、社会情勢も色んな局面において、荒廃が進んでいます。
失業率は、5%台と過去最高水準まで上昇し、平均個人所得や家計の年収は、年を追って減少、中小企業は資金繰りに困窮するという状態が続いています。 個人や家庭では、思いもよらない緊急な事態が生じたときに、また、中小事業の経営者は、事業を継続するために、高い金利に目を瞑って消費者金融を頼らざるを得ない。このような社会現象が全国的に広がって行きました。
一度、消費者金融に手を出してしまうと、返済期限が到来する時期に、その返済資金を調達するために他の業者の下に走ってしまう。こうして、複数の消費者金融から借金をしている「多重債務者」が増加し、被害、トラブルが急増、社会問題化しています。
悪徳業者に加え、株式市場に上場し、テレビコマーシャルを流して宣伝している大手消費者金融業者でさえも、こうした流れに乗って社会問題を更に大きくする事になってしまいました。
この事態に、ついに政府が動きました。政府は、救済を目指して2006年末、貸し金業法を改正しました。その後も、この法律を段階的に強化して、今年(2010年)6月、完全施行の運びとなりました。
消費者金融等の貸し金業者のほとんどは、利息制限法を大幅に超える利率で、かつ、出資法の上限金利すれすれで融資を行っていました。利息制限法と出資法による金利の差を「グレーゾーン金利」と言いますが、出資法の上限金利が引き下げられた事から、このグレーゾーン金利は、この6月から無くなりました。つまり、債務者はこれまで、大雑把に言うと、このグレーゾーンに当る金利を過払いしていたと言う事になり、その過払い分が返ってくるという法改正の強化施行です。
従って、貸し金業者は、債務者に対してこの「過払い金利」を返還しなければなりません。そこで、債務者は、貸し金業者に「過払い金返還請求」を行うために、この仕組み、計算法等を熟知、研究する事が、自分を救う第一歩なのです。以下、重要なポイントは、「随所に何回も繰り返し解説」してあります。最大限に活用して頂きたいと思います。
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